野村證券といえば名の知れた大企業です。
証券会社で最大手、でも名前ばかりでどんなことをしているのかわからないのではないでしょうか。
- 野村證券ってどんな仕事をしているの?
- 営業って何を売っているの?
- 営業って厳しいのかな?
この記事ではそんな疑問に答えられればと思います。
どうも、カルロス(@crls1031)です。
2011年に野村證券に新卒入社して、約1年半で退職した者です。
退職理由は単純に「きつかったから」なのですが、そこで経験いた営業についてここにはまとめていきます。
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野村證券の営業の仕事
野村證券の仕事は「金融商品の販売」です。
金融商品は「株・債権・投資信託・保険」などのことです。
営業マンは会社から毎月目標を立てられて、その販売活動に勤しみます。
これらを顧客に販売することで、資産運用、要するに儲けてもらおうとする商売です。
まぁ、実際には確実に儲けていただくのは難しいのですがね・・・
営業の仕事内容
新人、もしくは営業成績のよくなかった社員が移動した際には顧客の引き継ぎがありません。
なので、商品を販売できる新規顧客の獲得をしなければなりません。
そこで野村證券の営業マンが実際に行う仕事は3つに集約されます。
- 飛び込み営業
- 電話外交
- “果たし状”の郵送
これら3つです。
順に説明していきます。
1. 飛び込み営業(1日100件以上)
まず「飛び込み営業」です。
アポを取らずにひたすらに事務所や営業所、個人宅などを訪問します。
新人の場合、まず地図に危険なところ ※ にチェックを入れて、それから飛び込みを開始します。
※ ヤクザや暴力団など、反社会的勢力が所在しているところ
毎日自分が指定されたエリアに行っては片っ端からビルに飛び込んでいきます。
飛び込むビルの最上階までエレベーターで上がり、それから全部屋をピンポン(or ノック)をして訪問します。
最初のフレーズはこんな感じ。
「野村證券梅田支店の小林です!社長はいらっしゃいますか?」
いきなり社長にノンアポで突撃します。
スルーされたり、睨まれたりなどは日常茶飯事ですが、メンタルと靴底をすり減らしながら毎日飛び込みました。
1日100件以上、多い時で150件くらい。
夏はスーツに潮が浮くくらい汗だくで飛び込みをしました。
キツっw
2. 電話外交(1日400件以上)
続いて電話外交です。
既存顧客に新商品の案内をすることもあります。
でも新人は既存顧客はいないので、自分が獲得したリスト(飛び込み営業でもらった名刺のリスト)に電話をかけまくります。
電話外交の場合は1日400件くらいかけられます。
左では受話器に固定し、右手だけで番号を押し電話を切ります。
これはスラムダンクの名場面と全く同じです。
昔の野村では、電話だけかけるように「左手を受話器にガムテープでぐるぐる巻きに固定」されたそうです。
その場合、不思議に思うのが用の足し方です。
経験した先輩曰く、受話器の電源を抜き取り、電話機を持ったままトイレに行ったそうでしたw
バブル期のサラリーマン、あっぱれです!w
3. 果たし状(巻き紙)の郵送
新規顧客獲得のためには全ての労力を割きます。
空いている時間に大量に手紙を書き、大量に見ず知らずの社長らに送りつけます。
その形式は”巻き紙”です。
(場合によっては既存顧客にも送ることはあります。)
営業時間中は飛び込み、電話をし、帰ったら巻き紙の製作。
これがKing of 営業会社と言われる所以でしょう。
巻き紙の文化については詳しくこちらの記事に書きました。
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野村證券のノルマは厳しい
野村證券と言えば「ノルマ証券」と揶揄されます。
それは営業目標が非常に高く、それを達成するのは大変だからそう呼ばれるのでしょう。
新人の1年間の目標おは「新規顧客100件開拓・資産導入5億円」です。
僕自身、半分も達成せずに1年を終えましt。
2年目以降になると収益目標が課せられます。
当時は月に1,000万円収益を稼げば表彰されていましたが、課長レベルはそれをやって当たり前と行った雰囲気でした。
ノルマに関してはこちらに詳しく書きました。
まとめ:野村證券の営業はつらい
これが野村證券の営業でしょう。
顧客を開拓するために足しげく同じ顧客のところに足を運んだりもします。
僕も上司の指示通り通いつめたら、クレームを頂き訪問禁止客となった経験もあります。
まぁ、それが野村では褒められるんですからね。
独自のユニークな文化を持った会社ですね。
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