野村證券といえば「きつい・つらい・激務」のイメージがつきものです。
野村證券は最強の営業会社であルため、それは致し方のないことです。
そんな野村證券のことが話題になると
- 社員の勤続年数は短いの?
- みんな早くに辞めてしまうって本当?
- 新入社員のうち、3年で半数が辞めてしまうの?
と気になることでしょう。
僕は2011年に野村證券に新卒で入社したカルロス(@crls1031)と言います。
たったの1年半で辞めてしまったんですけどね。
辞めた後にも他の人から「やっぱりみんなすぐに辞めてしまうの?」とよく聞かれました。
でも、僕も早くに辞めたので正直実情がわかっていませんでした。
先日、野村證券の年収についての記事を書くために有価証券報告書を見てみると、平均勤続年数も載っていることに気づきました。
そのデータを抜粋し、ここにまとめておきます。
スポンサードサーチ
もくじ
野村證券の平均勤続年数は約2年7ヶ月
もうタイトルの通りなんですが、平均は2年7ヶ月でした。
めっちゃ短い、これにはとてもビックリしました。
社員の方々もご存知なんでしょうかね??
ますは有価証券報告書のデータを抜き取った表です。
西暦 | 年 |
---|---|
2018 | 3年 10ヶ月 |
2017 | 4年 0ヶ月 |
2016 | 4年 0ヶ月 |
2015 | 3年 7ヶ月 |
2014 | 3年 4ヶ月 |
2013 | 3年 1ヶ月 |
2012 | 2年 11ヶ月 |
2011 | 3年 7ヶ月 |
2010 | 2年 7ヶ月 |
2009 | 1年 1ヶ月 |
2008 | 1年 3ヶ月 |
2007 | 1年 9ヶ月 |
2006 | 1年 1ヶ月 |
2005 | 1年 10ヶ月 |
2004 | 1年 4ヶ月 |
最短で1年1ヶ月、最長で4年0ヶ月。
このデータから見るに、“最初に入社した会社に生涯勤め上げる”なんて神話は見事に崩壊していたわけですね。
平均が2年7ヶ月となると、短い人はもっと短いでしょう。
短い人が膨大にいて、ものすごく長い人が少数いるといった分布図を想像します。(定かではありませんが)
平均勤続年数を折れ線グラフにしてみる
可視化しやすいために折れ線グラフにします。
グラフにしたこととは関係ないですが、それにしても短いですね。
景気に左右されているのか把握すべく、各年代の日経平均の終値も追加しました。
あんまり連動しているようには見えません。
年収の記事の記事の際にもやったように、エクセルのCORREL関数を用いて、相関係数を求めます。
「0.418」と出ましたが、やや相関しているという結果になりました。
勤続年数が短い理由を考察する
ここまで短いとは全く思っていませんでした。
これはあくまでも平均なので、新卒も中途もデータが混在していることでしょう。
どういう傾向にあるかは詳しくはわかりませんが、あくまでも平均で3年以内ということはわかりました。
今回はその理由を3つ考察してみます。
1. きついから
ご存知の通り、野村證券はきつい会社です。
営業会社ならしょうないんでしょうが、僕も耐えられず1年半で辞めました。
今ではパワハラと認識できることもたくさん起こっていました。
僕の同期は平均勤続年数よりも短く、わずか1ヶ月で自殺(未遂)をしていました。
たぶんこういった実情を抱えている大企業は多いように思っています。
2. ヘッドハンティングされるから
そんなきつい環境で働ける野村證券の社員はとても優秀です。
どんな境遇にも耐えられる忍耐力がありますし、成果を出し続けられる能力があります。
野村證券はおそらく成果を出す人間にとってはやりがいのある環境ですが、出せない人間にはものすごく厳しい環境になります。
そんな野村證券の社員には各種セールス部門からヘッドハンティングの誘いがきます。
保険、外資引く手数多です。
金融知識に精通し、営業能力の高い人間の市場価値は非常に高いです。
ゆえに良い条件を提示され、所属を変える人は多いのでしょう。
3. 寿退社をするから
野村證券の女性社員は美人です。
これは客商売をしている以上、容姿端麗の人が接客した方が顧客にとっても望ましいからかもしれません。
そんな美人社員が過酷な環境にずっと耐えられるかは微妙ですよね。
ゆえに若くて美人な社員はさっさと稼ぐ旦那を見つけて、寿代謝を選ぶのかもしれません。
実際に僕の美人な先輩社員は金属4-5年目で寿退社をされていました。
4. 地銀に出向させられるから(追記)
年収チャンネルの「証券会社の闇」をみてわかりましたが、40代で成績の悪い人は、地方銀行などに出向させられるそうです。
これも平均勤続年数が低い、1つの要因になってそうだな、と感じました。
※ 出向が勤続終了かどうかは僕はわかりません
スポンサードサーチ
組織としては勤続年数が短い方が理想なのか?
でも組織として考えるとこれは健全なのかもしれません。
というのは人口ピラミッドが正常に保つためだからです。
かつての日本がそうであったように、国が人口ボーナス期に入ると経済成長が目まぐるしくなります。
※人口ボーナス期:総人口に占める働く人の割合が上昇し、経済成長が促進されることを指す。
悠斗さんのツイートより引用
もしかしたら野村證券の厳しい環境が働く人間を選び、無駄に長く残るような社員を排除しているため、組織が健全に保たれているという風にも考えられます。
一方で、教育に投資した人間がすぐに辞めらえるのは大きな損失でもあるので、この説が正しいかはわかりません。
僕は会社に対して利益をあげない人間でしたし、1年半でやめることは野村證券にも損失でしかなかったと思われます。
まとめ:野村證券の金属年数は短い
ということで、野村證券の平均勤続年数はわずか2年7ヶ月ということがわかりました。
僕自身、就活時期に野村證券のリクルーターにこのことを聞いてみましたが、あまり適切に答えてくれなかったように感じます。
もしかしたらこれは野村證券のウィークポイントなのかもしれませんね。
※ データの取り方、考察の仕方が誤っている場合はいつでもご連絡してください。
関連記事:退職代行サービスおすすめ比較ランキング