野村證券

野村證券から届く“果たし状”とは。【1日3通書いていました】

野村 果たし状
  • 野村証券から届く“果たし状”ってなんのこと?!
  • 実際に野村證券から果たし状が届いて困っています。

そういったことを考えられた方がこの記事にたどり着いたんじゃないでしょうかね?

 

申し遅れました、わたくしカルロス(@crls1031)、新卒で野村證券に入社した者です。

大変申し訳ないことに、僕も一生懸命見ず知らずの社長に毎日果たし状を書いては一方的に送りつけていました。

いやぁ、、、迷惑だったことでしょう。。

申し訳ありませんm(_ _)m

この場を借りて深く謝罪させていただきます。

 

そんな野村證券の文化である「果たし状」について。

実際に毎日3通は書いていた僕が、そのことにしっかりと説明させていただきます。

スポンサードサーチ

野村證券の果たし状とは

野村證券の果たし状とは、社内では「巻き紙(まきがみ)」と呼ばれています。

時代劇ではありませんが、パタパタパタ・・・と織り込む形の手紙です。

野村證券ではこれを「新規顧客の獲得のために、まずは初面談を達成すべく、見ず知らずの社長に送りつける」という伝統・文化があります。

これを新入社員が4月に入社するたびに一斉に始めるために、地域の事業家さん方は“春の風物詩”のごとくお目にかかることになります。

 

一例として、これは僕が友人の結婚式の際に友人代表の時にネタで書いたものです。

野村證券 果たし状

だいたいイメージが湧きましたでしょうか?

新入社員はインストラクターに1日3枚書かせられる

これは僕の場合ですが、退社後に住んでいる寮にて1日3枚書くことを日課として課せられました。

上の写真の場合は結婚の挨拶なので適当ですが、本来は「季節の挨拶」から始まります。

4月なら「早春の候、○○様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」から書き始めますね。

これが“果たし状”と言われる要因の1つでしょうw

 

最初のうちは筆にも巻き髪にもなれず、1枚書くのに1時間もそれ以上もかかりました。

なので、退社後も巻き紙の作成に取り組み、深夜まで作業が及びました。

でもこれを毎日続けるわけですからね。

日に日に字は上手くなりますし、書くのも早くなります。

1枚あたり10-20分くらいで仕上げられたんではないでしょうかね。

最終的には書き溜めてストックしておくようなことにもなっていましたねw

 

以降にはこれを日課として継続した結果、得られるメリットについて書きます。

メリット① 反復練習の力を知る

最初は1時間もそれ以上もかかっていたものが10-20分で書き上げられるようになるわけですからね。

なお、書き上げた“果たし状”は上司にチェックされ、無事に見知らぬ社長の元に郵送されます。

字が間違っていたりするとそれはそれは上司から特大の雷が落ちてきたりします。

また同じ内容のものを複数作成し続けたりしても上司の逆鱗に触れたりもします。

なので、そういったことを反復しているうちに「このくらいだと上司には怒られないですむぞ」という無駄なセンスも磨かれることになります。

実にムダッ!w

メリット② 季語の知識が増える

毎日書くわけなので、季節の挨拶について詳しくなります。

「拝啓」に続いて書くべき季節の漢字はこちらにまとめました。

時候の挨拶
1月 初春 新春 寒冷 酷寒 厳寒 寒風 厳冬
2月 立春 寒明 季冬 余寒 春寒 残寒 残雪
3月 早春 浅春 春暖 春雪 水ぬるむ 山笑う
4月 陽春 桜花 陽炎 暮春 花曇り 花冷え
5月 新緑 薫風 惜春 暮春 立夏 余花 軽夏 若葉
6月 初夏 向暑 梅雨 麦秋 黄梅 首夏 薄暑
7月 盛夏 猛暑 大暑 炎暑 酷暑 灼熱 猛暑
8月 晩夏 立秋 残暑 残炎 新涼 秋暑 納涼
9月 初秋 新秋 新涼 白露 秋冷 野分 仲秋
10月 秋涼 秋雨 秋晴 夜長 紅葉 秋麗 初霜
11月 晩秋 暮秋 深秋 深冷 落葉 向寒 霜寒
12月 初冬 師走 寒冷 木枯 新雪 短日 歳晩

時候の挨拶より抜き出しました

 

もし月が変わったのに季節の挨拶が変え忘れていたら、これは完全に上司の怒られポイントになりますね。

なので、月の変わる頃にはそのあたりには非常に慎重にならなければなりません。

 

また“事前に書き溜めておくようになる”と言いましたが、季節が変わった時点でそれは使えなくなってしまいます。

なので、在庫調整(!w)にも気をかけなければなりませんでしたね。

と言っても、頭のよかった同期は“季節の挨拶の最初の二文字だけを取り除いて、ストックしておく”ということを体得していました。

頭、いいですね!

人は厳しい環境に置かれると、生き抜くために必死に頭を働かせる

メリット③ 字がキレイになる

僕の字を見られて、どのように思われたでしょうか。

野村證券 果たし状

それなりに整った字を書いていますよね?!

これは毎日の鍛錬の賜物です。

毎日3枚も書いているわけですからね。

 

僕は字に関しての初期設定はそれなりに悪くなかったと思います。

でもお世辞にもあまり綺麗な文字を書いていないと感じていた同期も、1年を過ぎた頃になるといい字を書くようになっていました。

ゆえにある意味、新人にとっては「野村書道教室」だったのかもしれませんね。

スポンサードサーチ

上司のひどい仕打ちエピソード

そんな野村の果たし状文化なのですが、上司が結構ひどい対応をしてくるのも日常茶飯事です。

ここに僕が在籍中に経験したエピソードを2つほど書いておきます。

① 破り捨てる

これはひどいのですが、新人が一生懸命書いた果たし状も、上司のお気に召さない場合、目の前で破り捨てられることがあるそうです。

僕は経験しませんでしたが、そんなこともあると聞きました。

 

ここで上司の怒りポイントをまとめておきますと

  1. 誤字
  2. 字が汚い
  3. 同じ内容の手紙の量産

ということです。

入社したらいずれわかることでしょうけれども、もし野村に挑戦する方は以上のことにはぜひ気をつけてくださいね!

② 1日10枚を課す

これもなかなか大変です。

僕の上司は非常に良心的に1日3枚で済みましたが、厳しいところだと1日10枚とか課されていました。

退社してから描くにはなかなか時間が足りませんよね。

寝る時間を削るしかありません。

 

これは実際の話ですが、ゴールデンウィークにも関わらず1日10枚課せられた同期は、GW明けに飛び降り自殺をしました。

未遂で済んでいますが、実際に5階から飛び降りました。

なかなか大変な環境でしたね。

まとめ:野村の果たし状文化は伝統だ!

これは2011年当時の話ですから、今はどうなっているんでしょうかね?

それにしても毎年のごとく飛び込みで訪問され、いきなり果たし状を送られて迷惑を被られている企業の方々には大変申し訳なく思います。

僕もなんでこんなことをやっているのか理解できませんでしたからね。

 

おそらくこういうことは押し付けられるのではなく、自発的に取り組んだらきっといいものなんでしょうね。

30歳を超えた今、そんなことを思いました。

関連記事:退職代行サービスおすすめ比較ランキング