- 最近ネットワークビジネスと思わしき人からよく連絡が来るんだけど、これ本当にネットワークビジネスかな?
- ネットワークビジネスの人はどんな方法で勧誘してくるのかな?
そんなことをお考えの方がこの記事にたどり着いたのではないしょうか。
1年間経験した者として、しっかりと実体験を元に書くので、参考になれば幸いです。
どうも、カルロス(@crls1031)です。
僕は2012年にネットワークビジネスに1年間関わり、200万円を失いました。
その渦中では実際にビジネスパートナーを得るべく、勧誘活動に邁進していました。
この記事では「具体的にどのように勧誘していたのか」を書ければと思います。
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もくじ
ネットワークビジネスの勧誘する4つのステップ
ここでは僕が在籍した「ワンダーランド」という大阪の福島を拠点にした事業家集団の手法を明記します。
だからワンダーランド特有のものになってしまうかもしれませんが、基本的なところではどんなネットワークビジネスでも通用することでしょう。
まず、ネットワークビジネスをしている人が勧誘する時には4つのステップに分かれます。
【1st ステップ】 友達を作る
【2nd ステップ】 友達と仲良くなる
【3rd ステップ】 告知する
【4th ステップ】 事業家説明会に参加させる
各々のステップについて、以下に詳しく書いていきます。
【1st ステップ】 友達を作る
まずはネットワークビジネス従事者はビジネスで成功する耐えにビジネスパートナーを作りたいというのが根本にあります。
そのためにビジネスに勧誘するわけです。
勧誘を実施するために一番最初にすべきことは「友達を作ること」です。
ここからすべてが始まります。
今までに出来ていた友達に声をかけてもいいのですが、ここでは新しい友達の作り方について記します。
僕の周りにいたワンダーランドのメンバーら積極的に実施していた「友達の作り方」を5つ書きます。
- イベントを開く
- イベントに参加する
- 道端で声をかける
① イベントを開く
ネットワークビジネス従事者は積極的にイベントを開きます。
イベントは主に「合コン・パーティー・フットサル大会・ボードゲーム大会」などです。
まずは合コンです。
合コンの場合、すごい人だとダブルヘッダーをする人もいました。
19時から1つ目の合コン、21時から2回目の合コンのようにですね。
合コンの開催方法bは(何かしらの方法でできた)一人の友達に「合コンを開きたい」と提案し、その友達に数名の友達を呼んでもらいます。
これを繰り返すことで膨大な人数の仲間たちが出来ます。
女性が来るところ男性は集まるので、女性グループを使い回してなんども合コンを重ねる人もいました。
結局ネットワークビジネスを志すのは、独立心がある男性の方が多いですからね。
また僕が所属したワンダーランドは意識が高く、比較的多くのメンバーが毎月13万円ずつ自費購入をしていました。
ゆえに生活はカツカツになるため、この合コンをセッティングする際に「幹事無料」とし、実際の額より多めに徴収すること収益につなげる人も多くいました。
要するにもはやパーティー事業ですね。
続いてパーティーです。
ワンダーランドは大阪・福島にパーティー会場を持っています。
確か赤い屋根が目印でした。
大阪の福島駅からすぐ、50名程度収容できる会場です。
そこでは日夜ワンダーランドの関係者たちがイベントやパーティーを実施しています。
僕も料理と飲み放題コースで55,000円で借りることができたので、仲間たちと積極的にパーティーを開催しました。
55,000円以上の収益があった場合は収益となり、基本的にはネットワークビジネス従事者はタダメシをしていました。
3つ目はフットサル大会です
僕が所属するワンダーランドの中の「ハシバコ」というチームは毎月フットサル大会を実施していました。
メンバーはこぞって友達たちを連れてきては、みんなでフットサルをして仲良くしようとしました。
まぁ、僕はスポーツが好きなので、普通に楽しくフットサルをしていましたね。
最後はボードゲームです。
最終的には勧誘まで結びつけるので、金融教育を自然に授けることが必要です。
ゆえに、ネットワークビジネス従事者はロバートキヨサキの「キャッシュフロー」というボードゲームを実施していました。
これはとても勉強になるゲームですので、なかなか面白かったですよ。
今考えると、友達を作るためだけなら「人狼」や「カタン」でもよさそうですね。
② イベントに参加する
⑴は自分でイベントを開催するものでしたが、⑵は開催されているイベントに参加する方法です。
メンバーがよく参加していたものはこちらです。
- 無料の投資セミナー
- 国際交流パーティー
- クラブパーティー
まず無料の投資セミナーです。

僕が後のアップライン(上司)となるハッシーさんと初めて接触したのはまさに投資セミナーでした。
野村證券に疲弊し、「こんなはずじゃない、俺は起業するんだ!」とお花畑をさまよっていた僕は、時間を見つけては様々な手頃なセミナーに足を運んでいました。
結局、そこでは様々なネットワークビジネスに勧誘されたんですけどね。
(当時はアムウェイ、ニュースキンなどが多かったです)
僕が参加したのは不動産投資セミナーだったと思います。
バックエンドに有料の投資学習があるセミナーに参加し、勉強しまいした。(というか、勉強した気分になってた)
セミナーが終わるとハッシーさんが気さくに話しかけてきました。
「ビジネスとか起業に興味があるんですか?」
そんな感じだったと思います。
そこで初めての接点を得て、その後連絡を取るようになり一緒に遊んで仲良くなり、結局はネットワークビジネスに勧誘される結果となりました。
続いては国際交流パーティーです。

国際交流パーティーは安価であり、コミュニケーションが取りやすい雰囲気です。
そこには世界中を飛び回りたい野心ある若者もたくさん集っているので、ビジネスに結びつく可能性も十分にあります。
と言ってもここはネットワークビジネスの人にはたくさん狙われているので、それっぽい人はものすごくウジャウジャいましたね。
最後はクラブのパーティーです。

こういうのにはたくさんの人が集まるので、連絡先をゲットにするにはもってこいです。
深く話すことはできませんがたくさんの人と面識を作ることはできます。
僕は女の子にもはやナンパのように声をかけてはたくさん連絡先を教えてもらっていました。
でも連絡先を交換するばかりで、その後深い仲になったりビジネスパートナーに結びつようなことはありませんでした。
③ 道端で声をかける
これは匠のレベルですが、メンタルが強い人は道端で見知らぬ人に声をかけていました。
(僕はそこまでの強メンタルを持ち合わせていなかったので、なかなかできませんでした。それが成果に結びつかなかった要因かもしれません。)

僕を勧誘したハッシーさんや成果を出されている師匠らは普通に実施していました。・
実際に使われていた会話のいとぐちとなるフレーズはこんな感じです。
- 近くの銀行を知りませんか?
- ○○への行き方を知りませんか?
- USJの入り口にで「写真、撮りましょうか?」
- 華金の夜に東通りで「オススメのラーメン屋さん、知りませんか?」
などです。
僕は通常の場合にいきなり声をかけるのはできませんでしたが、3つ目と4つ目のようなことはできました。
それぞれについて細かく解説します。
⬛︎ USJの入り口にで「写真、撮りましょうか?」
普通に街中では恥ずかしくて声がかけられなかったので、USJに行くことにしました。
ここならみんなテンション高そうだし、声をかけても問題なさそうです。
そして一人ではやっぱり恥ずかしいので、仲間を誘って二人で行きました。
最初はUSJのシンボルでもある地球の噴水の前で「写真を取りましょうか?」と尋ねました。
でも収穫はあまりありませんでした。
その後、場所を移動し、入り口付近で写真を取ることをし始めました。
「写真を撮りましょうか?」だとタイミングが掴みづらいので、「写真を撮ってもらえませんか?」とこちらから仕掛けるようにしました。
最終的にはUSJに来てテンションが上がっている人たちを演じて
「今からジャンプするので、ジャンプ中の写真を撮ってもらえませんか?」
と聞くようにしました。
それで道ゆく人に撮ってもらったのがこれです。

これはもうめちゃくちゃ楽しくなってしまい、たくさんの人にベストショットを撮ってもらうべく何度も連写してもらいました。
でも結局、何時間もやり体力は見事に消耗w
目的だった連絡先交換を一度もすることなく、ただただ楽しんで終えているだけでしたw
その時の思い出は、なぜか編集されたいい感じの画像として残っていましたw

⬛︎ 華金の夜に東通りで「オススメのラーメン屋さん、知りませんか?」
華金の夜22:30頃には繁華街に向かいます。
大阪で活動していた僕は梅田の東通りにいき、飲み会帰りの若者を狙っては声をかけていました。
その時に使用するフレーズはこれです。
「近くでオススメのラーメン屋を知りませんか?」
一週間を終えて解放されていて、アルコールも入り気分がいいサラリーマンを狙って話しかけます。

一人で活動すると不審者なので、女性のメンバーとペアになって実施しまいsた。
丁寧に教えてくれる人もいて、連絡先交換に結びつくこともありました。
仲には一緒にオススメのラーメン屋まで行くこともありましたね。
東通りの入り口には、僕がもともと勤めていた野村證券の梅田支店があります。
なので元同僚とかと会うこともあり、非常に気まづかったですね。

【2nd ステップ】 友達と仲良くなる
友達を作る方法を詳しく書きましたが、次はその「できた友達と仲良くなる」第2ステップです。
どんな方法で仲良くなってもいいのですが、目的は「ネットワークビジネス」に勧誘することです。
ゆえに金融教育を授ける必要があります。
ボードゲームの時にも書いたように、ここでは自然な(自然を装った?)教育を授ける接触方法を記します。
⑴ 「金持ち父さん貧乏父さん」を薦める
まずはこれです。
接触する時に人生に役立つおすすめの本としてロバートキヨサキの2つの本を勧めます。
接触している最中には絶えずこの本の進捗をきにするように連絡します。
これはとても勉強になるいい本なので読むことはおすすめできますが、読んだからといってネットワークビジネスをするべきだとは僕は思います。
チームによっては他の本をおすすめする人もいるそうですね。
高橋歩さんの本なども界隈では有名っぽいです。
この本も僕も当時、衝撃を受けた本でした。
今、読んだら面白いんでしょうかかねぇ・・・・?
⑵ 師匠(またはリーダー)に会わせる
次に師匠やリーダーに合わせます。
僕をメンバーに入れたハッシーさんはリーダーでした。
僕が新しく出会った友人でビジネスパートナーになる見込みのある人は、片っ端からハッシーさん(リーダー)に会わせて行きました。
リーダーは自分のスケジュールを公開し、ある喫茶店で30分ごとに次々と自分のメンバーが紹介する新しい友人と会っていきました。
僕も何人ハッシーさんに新しい友人を合わせたことか・・・

それと同様に師匠(僕の場合はみんみんさん)にも合わせます。
師匠は福島にあるタワーマンションの高層階に住んでいました。
おそらくネットワークビジネスの上位にいる人が高級外車やタワーマンションに住むのは権威性を示すためなのでしょう
そこにリーダーに会わせた後、さらにビジネスパートナーになる見込みが高くなった僕の友達を連れていきました。
僕自身もハッシーさんと出会った後、本を勧められ「2冊目の本を読み終わったら師匠に会わせてあげる」という約束で師匠のご自宅に伺いました。
ネットワークビジネスの実態について全く知らなかった僕ですが、初めてのタワーマンションに、なんだかすごさだけは感じていました。
⑶ イベントに参加させる
師匠に合わせる方法は「お茶をする」ことや「タワーマンションに行く」ことだけではありません。
上記したイベント(フットサルとパーティー)は所属するチーム主催のものもあります。
それは師匠(リーダー)に自分の友人を会わせることを目的としています。
なので、チームで開催されるイベントの時には積極的に新しくできた友達を誘い、師匠(りーだー)にを接触させます。
そして、後日のお茶に繋げ、ビジネスパートナーとなれるように接触を継続しました。
【3rd ステップ】 告知する
友達を作り、友達と仲良くなったら、続いては【告知】です。
2ndステップまでがあくまでもプライベートでの作業、3rdステップからはビジネスという解釈になるようです。
(よくわからないんですが)
告知とは
「僕たちはネットワークビジネスをしています、あなたも一緒にやりませんか?」
ということです。
ここで初めてネットワークビジネスのことを口に出します。
今まで接触している際にはネットワークビジネスであることは全く言いませんでした。
今まであなたが出会ったリーダーや師匠もネットワークビジネスをしています。
でもネットワークビジネスをしよう!というよりも「一緒に人生を成功させよう」「Bクラドラント ※ に進もう」
こんな提案になります。
※ Bクワドラントに関しては2冊目の本に詳しく書かれています。要するにビジネスオーナーですね。
告知はビジネスに関する作業にな流ため、法律に則って行われなければなりません。
僕のようなペーペーはリーダーが代わりに行ってくれました。
今までネットワークビジネスに関しては大変な被害があったので、こういった法律が整備されたのでしょう。
ゆえにビジネスに関する部分は最新の注意を払って行われていました。
告知をできる友達の条件は以下です
- 本を2冊読了している
- Bクワドラントに行きたい、もしくは興味を持っている
- 人間的に魅力的である
この3つですかね。
ワンダーランドでは「人間的に魅力的である人のみを勧誘している」というキレイごとがよく高らかに宣言されていました。
ゆえに「誰彼構わず勧誘しているわけではない」ということです。
ですが、誰彼構わずレベルで勧誘しない限りビジネスパートナーはできません。
そしてビジネスパートナーができなければ自分がジリ貧になっていくだけです。
僕は1年間活動している中で、ビジネスパートナーが1人、1ヶ月間くらいだけできたのみでした。
ゆえに最後は実家から送ってもらえる白米だけの極貧生活を余儀なくされていましたね。
これはあくまでもワンダーランドでの話です。
よく知られるアムウェイでは最初っから製品の魅力を語るイベントが開かれたりするそうですね。
ワンダーランドはコンプライアンスを徹底し、ビジネスとプライベートをしっかりと分けられていました。
【4th ステップ】 事業家説明会に(OM)参加させる
告知を受けて友人がネットワークビジネスの話を聞くとなれば、事業説明会(通称OM)に参加することになります。
OMはOpen Meetingの略でしたっけね。
事業説明会ではリーダーによる毎回同じ事業に関する説明が行われました。

毎週1度はリーダーが行うものがあり、月に一度は師匠が行うものがあったように思います。
ネットワークビジネスをしている人は基本的に全員参加し、一般的よりも大げさなリアクションを取ります。
新しく参加した人には異様に感じられることでしょう。
僕も最初は戸惑いました。
のちにセミナーに全部参加するようになるとそれが自然となり、見事に洗脳されることになるんですかね。
まとめ:それは勧誘ですよ!
これが僕が経験してきたネットワークビジネスの勧誘方法です。
勧誘なのかどうか迷われている方、該当するところはあったんじゃないでしょうかね。
この記事がネットワークビジネスの勧誘に嫌な思いをしている人の役に立てば幸いです。
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