野村證券といえば体育会系の営業会社。
激務・きつい・つらい、そんなイメージが付きまとう会社ですが
- 野村證券の飲み会ってどうなんだろう?
- お酒の席では上司の顔を立てなくちゃならないのかな?
- 上司から一気飲みを強要されることなんてあるのかな?
そんなことも連想されるのではないでしょうか?
僕はカルロス(@crls1031)と申しまして、2011年に新卒で野村證券に入社した者です。
あまりの厳しさに高収入・絶対安定の大企業でしたが、わずか1年半で去ることにしました。
そこで経験は非常に貴重なものだったので、こうしてブログにまとめております。
今回はそんな野村證券の“飲み会文化”について焦点を当てて書いていきます。
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もくじ
野村證券の飲み会事情
野村證券社員は基本的に飲みに出かけます。
仕事がストレスフルですし、発散するにはアルコールなしには生きていけないからでしょう。
まぁ、結局は人によるんですがね。
僕の上司は飲みが好きな人でよく連れて行かれました。
会計を持ってくれるのは大変ありがたかったですが、なんせ夜中の2-3時くらいまで帰れないのです。
人それぞれの価値観は面白いのですが、それが突きつけられたら凶器に変わります。
上司は一見僕らの価値観を認めてくれるようで、結局は「自分が正しい、俺にしたがえ」となるのでそれはとても苦痛でした。
飲みには平日にも連れて行かれるので、翌朝起きるのが辛かったです。
夜は早く寝たほうが日中のパフォーマンスは上がることでしょう。
なぜそんなに深酒しなければならないのか謎でした。
そして上司はメンツを保つために僕らの会計を持ってくれてるんでしょうが、借金を追っているんですよね。
トップセールスであるため高収入、なのに借金持ち。
あまり健全な人生とは僕には感じられませんでした。
月に1回は全体飲み会
また1ヶ月に1度は支店をあげて飲み会が開催されました。
営業部、総務部、ウェルスマネジメント部 ※ が一堂に会します。
※ ウェルスマネジメント部:超富裕層のみを対象にした資産管理部。
基本的に新人はじっと座っていることは求められません。
各課長や上司の元にいき、酒を注ぎ、話を聞くことを求められます。
新人が遵守すべき飲み会ルール
そんな新人に課せられるルールを5つ書きます。
① 上司全員に乾杯の挨拶にいかなければならない
まずはこれです。
その場にじっと座っていることは許されず、絶えず周りに目を配り、上司のビールが相手いないかに注意します。
そしてビールが少なくなったグラスを見つけたならばそこに行き、注いで差し上げるのが鉄則です。
僕はこれが非常にバカバカしいと思ったので、すぐにやることをやめ、適当に座っていることにしました。
すると上司が「そこに座ってんじゃねぇ!」と注意しに来ました。
上司も流石に業務時間外という認識もあって業務中ほど激しく叱責はしませんでした。
でもその後、僕が飲み会中に立ち回らないことを事あるごとにネチネチ言うようになりました。
② 先輩・上司より先に帰ってはならない
先に帰ってはなりません。
僕は集団での飲み会があまり得意ではなかったので、早く帰りたかったです。
でも新人(というより全員)は最初から最後までいなければなりませんでしたし、参加不参加を選択できる権利はありませんでした。
新人に求められるのは終始周囲に目を光らせ、先輩・上司を飽きさせず、グラスをからにさせないことでした。
③ 先輩の誘いを断ってはならない
断ってはなりません。
まぁ、理解ある上司なら断れるんでしょうが、僕の上司はそんな人ではありませんでした。
上司が飲みにいくというなら飲みにいきます。
他に選択肢はありませんでした。
まぁ、これは完全に人によることでしょう。
支配的な人間の多い野村證券ならこれが結構通常かもしれません。
④ カラオケでは先に歌って場を盛り上げなければならない
2次会には決まってカラオケに行きました。
そこではまずは新人が定番の曲を歌って場を盛り上げなければなりません。
女性社員にも強要されかけていましたが、女性は強い。
一致団結して断っていました。
一方僕はといえばエンターテイナー。
歌って踊るのは大好きです。
なので率先して歌っては場を盛り上げいました。
大学時代、合コンをたくさんしていた日々がとても役立ちましたね。
そんな姿をみて上司・先輩らは「これで営業やったらいいのにな」なんて言っていました。
営業は全然できませんでしたが、宴会部長としては遺憾無く能力を発揮できてたと思います。
⑤ 一発芸をしなければならない
新人には一発芸を求められます。
でも一発芸を求められてその場を盛り上げられる人って一握りですよね。
好きな奴だけやればいいのになー、と思います。
僕はカラオケとかで盛り上げるのは好きなのですが、「一発芸」という整ったフィールドに立たされるのは好きじゃありません。
日頃から面白いことをするのは好きですが、ハードルが上がった壇上で演じるのは得意じゃありません。
と言ってもカラオケで好きに歌っていれば問題なかったので、僕はそこまで一発芸を求められませんでした。
まぁ、これら上記したものって結構パワハラに近いですよね。
2011年の話なんでね。
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エピスソード:一晩で弁償代15万円請求された
そんな僕の一番の失態エピソードを書きます。
僕は1度、トイレにたどり着く前に吐いてしまったことがありました。
吐いたことは薄く覚えていましたが、記憶が曖昧です。
翌朝、気持ち悪く朝起き、水を大量に摂取しながらなんとか支店に出勤しました。
前夜の記憶もあまりないのですが、支店に着くと、どうやら僕のインストラクターとと課長が二人してウロウロしていました。
インストラクターが僕を見て言います。
「お前、覚えていないのか??(怒)いいから来い!(怒)」
徐々にドラクエのパーティーが増えて行くように、課長・指導係・僕と3人で支店内を歩くことになりました。
次には次長のところに行き、次長が加わってラスボスの支店長室に行きました。
「次から気をつけろよ」
この時はこれくらいで終わりそのドラクエパーティーは解散しました。
その報告の中で、ある1つの事実が明らかになりました。
それは僕が吐いたのは2次会カラオケ後の3次会、しっぽりワインなどを楽しむバーのような場所でした。
トイレで嘔吐しようと席を立ちましたがトイレまで持たず、“他人の上着が掛かっているエリア”で催してしまったそうなのです。
そしてその結果、女性の上着を2着ダメにしてしまいました。
しかも運が悪いことに、その女性2人は「女医」さんだったそうで、高価な上着だったんだそう。
こうして、弁償代として15万円を請求することになりました。
当日は僕が勝手にどんどん飲んでいたそうですが、記憶がないのでわからないですよね。
同じ場所に居合わせた上司らはそこらへんを見ててくれなかったんですかね。
僕なら若者と一緒に飲む際に、飲みすぎないように気を配りますけどね。
インストラクターも責任を感じ、弁償代の半分を持ってくれました。
こんなに潰れたのはこれが最初で最後です。
それ以外には酒の席での顕著な失態はありませんでしたね。
まとめ:飲み会、大変でした
なかなか組織に所属すると、このように自分の時間を作るのが難しかったりしますよね。
それはしょうがないことなにかもしれません。
これを我慢すれば高収入、それなりの安定を選択できたのかもしれません。
でも僕はそれが耐え難かったので1年半でやめました。
自分の人生、何を大切にすべきなのかを考えるべきですね。
あまりにも分量が多くなったので、2次会については別記事にまとめました。
野村證券の合コンに関してはこちら。
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